カテゴリ: 予防歯科

「コンクールジェルコートF」が
なぜオススメなのか?

歯磨きをするとき歯磨き粉を使っていますか?
ほとんどの方がはいと答えるのではないでしょうか。
ではその歯磨き粉はなんの目的で使っていますか?それはどのような基準で選びましたか?

今回はAmazon”大人用歯磨き粉売れ筋ランキング1位”の「コンクールジェルコートF」をご紹介します。

コンクールの製品は歯医者さんによく置いてあり、いかにも効きそうに感じます。
そのコンクールのジェルコートFは洗口剤としてだけではなく、歯磨き粉としても
使用できる製品です。

★メリット

・ジェルタイプですっきり磨ける
・歯がつるつるになる
・使い始めてから、虫歯になっていない

コンクールジェルコートFは低発泡性なので歯を1本1本丁寧に磨くことができます。
(発泡性とは、いわゆる歯磨き粉の泡立ちのこと)
泡立ちのよい高発泡性の歯磨き粉を使用していると何となく口がさわやかになった気がして実は丁寧に磨けていなかったりすることが多いのです。

さらに、コンクールジェルコートFには、塩酸クロルヘキシジン、フッ化ナトリウムが配合されており、塩酸クロルヘキシジンは歯周病菌に対して殺菌効果があり、フッ化ナトリウムは再石灰化を促してくれます。

★デメリット

・歯の着色汚れがだんだんと目立ってくる
・他の歯磨き粉より辛い
・容器が硬くて量を調節しにくい

コンクールジェルコートFには研磨剤不使用となっており着色汚れしやすいという欠点があります。
美白用の製品ではないのでホワイトニング効果を求めるなら、しっかり歯を白くする成分の入ったホワイトニング歯磨き粉を選んで下さい。

ちなみに、コンクールジェルコートFとマウスウォッシュの「コンクールF」の併用もオススメです。高い殺菌力を持ち、歯茎の炎症を抑える効果も期待できます。

健康な口腔内を維持する為にも、市販の歯磨き粉にはない、大きなメリットを持っている歯磨き粉を使用してみるのも良いのではないでしょうか。

商品選び等お困りの時は遠慮なくお声かけして下さいね。

歯科衛生士 前田由香

 カテゴリ:予防歯科

ドイツからの便り~vol.2

皆様こんにちは!

2016年も気がつけば、あっという間に2月ですね。
今年の冬は暖冬で、ドイツも私の住む地方はほとんど気温が0度以上です。
12月のクリスマスマーケットも雪が降らず、何だかイメージと違いました。
1月も雪が降ったのはほんの一瞬でした。
ドイツの冬は日本の北海道のように寒いのが普通なので、ドイツの人々はみんな気味悪いと言っています。
ドイツ人は地球環境問題に非常に関心が高くて、この手の話題は常にトップテーマです。

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それと、ドイツ人は大のお祭り好き!
2月3日は日本では節分、そしてドイツでは今年は2月4日の木曜〔汚れた木曜日〕から翌週の水曜日〔灰の水曜日〕までお祭り騒ぎが行われました。
この週はカーニバルの最終週です。カーニバルは前年の11月11日から始まり、2月の灰の水曜日で終わります。
そしてその後はイースターまで断食期間に入ります。

断食と言っても甘い物を控える、お酒の量を減らす、肉を減らすなど、この期間は普段よりも慎ましい生活をするってことらしいです。
昔しはこの季節が一番食料の乏しい時期だったことと関係しているようです。
現代社会では実際のところ、ドイツ人たちは全く普段と変わらない生活をしているのですが・・・

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イスラム教のラマダーンはもっと厳しいみたいです。
以前、ドイツ語クラスの生徒さんの中に、イスラム教の妊婦さんがいました。
彼女の宗派では断食期間中は妊婦さんでも、朝から晩まで飲まず、食わずでいるそうです。
真夜中から何時間かは食べたり飲んだりができるそうです。
その話しをクラスのみんなで聞いて、びっくりしました。

そして他の宗派のイスラム教の人が、「それは医学的に間違っている、妊婦さんは例外だからお腹の赤ちゃんのためにも、昼間も水を飲んだり、食事をした方がいい!」と反論していました。
日本では宗教について考えることがほぼ全くなかったのですが、ドイツにいるとこのような議論は日常で行われ、私にとって、ものすごく衝撃的でした。
日本以外の国では宗教が非常に生活に密着しているということをこのドイツで初めて知りました。

ドイツはキリスト教の国です。
せっかくドイツにいるので、キリスト教の行事をもっと理解したいのですが、非常に奥が深くてなかなか理解するのが難しいです。
クリスマス、カーニバル、イースターがこの国の人々にとってはとても重要なことは確かです。

カーニバル最終週のバラの月曜日には、大きな町では大規模なパレードが行われ、仮装をした人々が各地から集まってきます。
そして様々なテーマの山車が登場し、山車に乗った人々が歩道の子供たちに大量のお菓子をばらまきます。
歩道では大勢の人がビールを飲んだりしてお祭り騒ぎをします。
有名な場所としてはケルン、デュッセルドルフ、マインツ、ボンなどです。

私の町でもこの季節、パン屋さんでは大量の甘いドーナツが売られます。
ベルリーナと言って、まるい揚げパンの中に、木苺のようなジャムが入っていて周りはお砂糖がまぶしてあります。
断食期間に入る前の甘い物の食べ収めってことでしょうか?
確かに、職場にも家庭にもベルリーナが溢れていました。

「この時期これを食べないと気がすまないんだ。」と、あるドイツ人は言ってました。
甘い物を食べたら歯を磨きましょう!

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ヨーロッパは予防歯科の先進国と思っていましたが、実際のところそうでもなさそうです。
これだけ甘い物が溢れていたらしょうがないかな?と思います。
この国でも虫歯のある人はたくさんいますね。
やはり食生活は重要ですね。
それではまたお元気で!

歯科医師 大庭美和子(ドイツ在住)

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フッ素は毎日使いましょう!

こんにちは。徐々に寒さもゆるんできて、あちこちで春の兆しを見かけるようになりました。
まだまだ気温の低い日もありますので体調管理に注意してくださいね。

さて先日、文部科学省の2014年度学校保健統計調査(速報値)において、中学一年の虫歯本数は一人平均一本、30年前と比較すると約5分の1にまで減少しているとの結果が発表されました。
また治療の済んでいない「未処置歯」のある割合も、幼小中高生のすべての段階で過去最低であり『歯磨き指導の成果で早期治療や予防意識が高まった』との分析が出ております。

そこで今回は、予防処置のうちのひとつである「フッ素」についてお話をしたいと思います。

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「フッ素」とはミネラルの一種であり、自然界に広く存在しています。
このフッ素には以下のような作用があります。

①歯質強化

フッ素が歯に取り込まれると歯質がフッ化アパタイトという組織になり、酸に溶けにくい性質に変化します。

②再石灰化促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進します。

③酸の産生を抑制

歯磨きで落としきれなかったプラーク(歯垢)中の細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。

フッ素の以上3つの作用が、虫歯予防に対して非常に有効なのです。

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フッ素(フッ化物)を用いた虫歯予防法として、代表的なものをご紹介します。

①フッ素歯面塗布法

歯科医院などで高濃度(9000ppmF)のフッ素(フッ化物)を綿球や歯ブラシで歯面に塗ります。
十分な効果を得る為には年に3~4回塗布する必要があります。
塗布することで歯質の強化を特に期待できます。乳歯や萌出途中の歯に特に効果的です。
フッ素塗布後は30分間は飲食を控えることでより効果を発揮します。

②フッ化物配合歯磨き粉の使用

一般的に市販されている歯磨き粉は低濃度(1000ppmF以下)で現在だいたいの歯磨き粉にフッ素配合されています。
このため、フッ化物配合歯磨き粉を使用することで再石灰化の促進や酸の産生を抑制することを期待できます。
効果的な使用量は年齢によって目安が異なり、0~2歳では1~3mm程度、3~5歳では5mm程度、6~14歳は1cmが適切とされています。
歯磨きの後のうがいは一回程度にすると口腔内にフッ素が残りより効果を発揮します。

乳歯や生えたての永久歯は歯質が弱く、虫歯になりやすい状態にあります。
小さいお子さまのお母さんは、お子さまと御自身の歯磨きの際にこの「フッ素の虫歯予防法」を上手に御利用していただければと思います。
予防を心がけ、虫歯のない口腔環境を皆様の各御家庭でも維持していきましょう。

歯科医師 土屋通

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乳歯の虫歯予防

皆さんはご自身のお口の中に何本歯が生えているかご存知ですか?
鏡を見ないでわかる方はきっととても歯磨きを頑張っていらっしゃる方だと思います。
では、お子さんがいらっしゃるお父さん、お母さん、
今お子さんに何本歯が生えていているかご存知ですか?

今回は乳歯のお話しです。
乳歯は生後7ヶ月頃から生え始め2歳6ヶ月~3歳頃に20本揃います。

乳歯の虫歯の特徴として
①進行が速い
②自覚症状がでにくい
③環境要因の影響をうけやすい
ということが挙げられます。

乳歯は抜けて永久歯に生え変わるので、永久歯が生えたら気をつければいいと思う方もいるかもしれませんが、乳歯の虫歯をそのままにしておくと、病巣が歯の根っこにまで及びます。
この状態が長く続くと根っこ周囲組織に炎症が広がり、乳歯の根っこの直下で生える準備をしている永久歯に悪影響を与えてしまいます。

虫歯の予防法

①歯磨き、フロッシング

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本人だけではどんなに一生懸命磨いても磨き残しが生じます。
膝の上にお子様の頭を乗せて、歯ブラシの毛先が歯面に当たっていることを確認しながら磨くようにしましょう。
1箇所につき10回ずつ磨きましょう。
色んなところをバラバラに磨いてしまうと、どこを磨いたかわからなくなってしまうので、順番を決めて毎回その順番通りに磨くといいかもしれません。
歯磨き粉はつけると泡でお口の中がいっぱいになり、歯に歯ブラシの毛先が当たっていることが確認しにくかったり、気持ちが悪くなってしまうお子さんは使わず、水磨きでも構いません。

②間食習慣の見直し
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ダラダラ遊びながらジュースやお菓子を食べるのではなく、決まった時間に間食をとるようにしましょう。
また、アメやグミやハイチューよりも果物や芋類やおにぎりなどのほうが虫歯になりにくいと言われています。

③フッ化物の応用

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フッ素ジェルやフッ化物洗口やフッ素塗布などがあります。

④定期検診

たとえ虫歯ができてしまっても、定期的に検診をしていれば重症化する前に虫歯をみつけ治療することができるので3ヶ月ごとの定期検診をおすすめします。

生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように乳歯の時から予防してあげることが大切です。

歯科衛生士 倉田孝子

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PMTCの目的

今回はPMTCについてのお話したいと思います。
歯科治療が完了した後も、健康な状態を維持していくには、ご自分でしっかりとブラッシングをしていただく必要があります。しかしブラッシングを完璧に行うことは難しく、気が付かないうちに磨き残しがあったりします。特に歯間、被せもの周りなどは、問題が発生しやすいところです。
PMTCとは、「Professional(専門家が行なう) Mechanical(機械的な)Tooth(歯の)Cleaning(クリーニング)」のことで、専門家がさまざまな器具とフッ化物入りペーストを用いて、すべての歯面とその周辺のプラーク(歯垢)を除去する方法です。

PMTCの目的は

①バイオフィルムの除去
② 着色の除去
③ エナメル質の滑沢化
④ 患者さんに歯のツルツル、口のさっぱり感を認識してもらい、予防に対する意識を強化すること

バイオフィルム成熟まで

ペリクル(acquired pellicle)または獲得被膜ともいいます。歯の表面に直接接触して形成される1~10μmの唾液由来のタンパク性被膜で、無細胞、無細菌、無定形であるといわれています。唾液中の糖タンパク(ムチンなど)が静電気的にハイドロキシアパタイトに吸着する結果形成されるものです。
歯のエナメル質を酸による脱灰から守る保護作用、及び初期脱灰で生じたカルシウムやリン酸イオンの拡散を防ぎ、再石灰化の促進作用などがある反面、細菌の初期付着の足がかりともなります。
日常的なブラッシングでは除去することはできませんが、研磨剤を用いた機械的歯面清掃(PMTC)によって除去することができます。
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ペリクルを除去したエナメル質を唾液に接触させると、およそ60分でペリクルが形成されるといわれています。
このペリクルを構成する特定のタンパク質に口腔常在菌が付着し、コロニーを形成します。この初期定着群は無害なことが多いです。
その後、初期定着菌群の表層に付着する細菌が定着・増殖していき、初期定着菌群の代謝産生物を栄養源として代謝を続け増殖します(後期定着菌群)。
これが成熟していくと、病原性の高いバイオフィルムとなり、唾液や抗菌物質からも守られ、細菌の生息しやすい環境に分布も変化していき、通常は共存できないような多種多様な細菌の共存が可能になってしまうのです。
バイオフィルムを破壊することにより、細菌の力を弱め、虫歯や歯周病になりにくい環境になります。
バイオフィルムは3ヶ月~4ヶ月でまた再生されてしまいます。
定期的な検診・PMTCを行い、虫歯・歯周病から大切な歯を守っていきましょう。

歯科医師 山本

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